今回はプログラミング未経験から企業に一度も就職しないでフリーランスエンジニアになった方法を紹介します。フリーランスエンジニアになったのは2010年で今は当時よりフリーランスエンジニアになりやすい環境が揃っていると思いますが、それでも参考になります。
自己紹介
私は2010年からフリーランスでシステムエンジニアをしている38歳男です。ちなみに、これでも結婚していて子供もいます(一応...)
いままで携わってきた案件はWEB系ばかりだったので得意な言語はJava、PHPですね。
一応、WEB系のエンジニアなのでフロントサイトのHTML、CSSやJavaScriptは中途半端に知っています(苦笑)。
WEB系でもRubyとかPythonは使えないし、スマートフォン向けのアプリなんて作ったことありません。そもそも私がエンジニアになった2010年ってやっとソフトバンクからiPhone4が発売された年ですよ。
データベースはオープンソースだとMySQLを使う案件が多いですね。たま~にPostgreSQLを使っているところがあったりします。
あと、インターネット上で株を売買するオンライントレーディングシステムの開発を長らくしていたこともあったので、OracleとかIBMのDB2も使ったことがあります。
少しだけ私の人間性も紹介しておくと、「意識高い系」ではなく「低い系」の分類に入ると思います。
システムエンジニアになる前
システムエンジニアになったのは大学を卒業してから5年程経った頃ですね。
大学在学中は特にやりたい事がなく結局、就職活動はしないまま卒業してしまいました。
なんせ、私が大学を卒業した2005年まで「就職超氷河期」って言われていた時期ですよ。
周りの友人が希望する業界、職種以外の企業から内定を貰って喜ぶところを見て違和感しかなかったですね。
卒業後も行く宛がなかったので、暫くは学生時代のアルバイトを続けていたのですが、これではダメだと思いバイトじゃなくて派遣社員として働くことにしました。
正社員として働く友人に言わせたら、バイトも派遣社員もあまり変わらない。って感じでしたが、私にとっては大きな一歩だった気がします...
いま思うと当時から企業に正社員として就職することに対して心と体が拒絶していたんですよね。
システムエンジニアになったキッカケ
派遣社員時代にしていた仕事はサーバーを扱っている会社のコールセンターです。これがIT業界と私の出会いですね。
(元々、IT業界には興味がなかったんですよ。大学も文系でしたし...)
IT系の会社だと身近にフリーランスのエンジニアが居たりして、何年かそこで仕事をしている内に自分もフリーランスのエンジニアになろうと思ったのがシステムエンジニアになったキッカケです。
会社に正社員として就職することに拒絶反応が起きていた私にとっては自然な流れでした。
プログラムの勉強方法
まずは、システムエンジニアになるために独学でプログラムを勉強しようと思い図書館でエクセルVBAの本を借りてきました。
なぜ、エクセルVBAだったかというと、大学の授業でエクセルVBAの授業があったからです。学生時代はプログラムに興味がなかったので授業もチンプンカンプンでした。
いまならと思い借りてきた本でプログラムの勉強を始めましたが、やっぱりチンプンカンプンですぐに挫折しちゃいましたね。
独学を諦める
そもそもシステムエンジニアになろうと思ったのは企業に就職したくないから、フリーランスのエンジニアになろうと思っただけなので、プログラムに対して熱意があった分けではありません。
そんな自分なので、独学でプログラミングの勉強は無理だと思いプログラミングスクールに通うことにしました。
それが2009年位だったと思います。
当時、プログラミングスクールは2~3社位しかなく選びようがなかったですね。
ちなみに、私が通ったプログラミングスクールはKENスクールです。
久々にKENスクールのホームページを覗いてみましたが、教えてもらえる言語とかコースが増えていて、いまの方が断然いいなと思っちゃいましたね。
なんせ、私が通っていた当時はJavaかC言語、VBしかありませんでしたから...
久々にKENスクールのホームページを見たら懐かしく感じましたね。
スクールに通ったものの、そんなに「やる気」とか「向上心」がない私にプログラミングだけでなく、業界の事情を教えてくれたり、自分の将来の事まで考えてくれた女性インストラクターの方がまだ活躍されているようで嬉しかったです。
(ちょっとした、いい思い出です。)
私は需要が多いらしいと理由だけでJava言語のコースを受講しました。JavaはWEBシステムでよく使われていると聞いたのですが、「うぇぶしすてむ」って言われてもピンとこなかった私です。
スクールの初日、「Hello World!」っていう文字をブラウザに表示させることからだったのですが、なぜブラウザに表示させるんだって思ったぐらいです。
- KENスクール
プログラミングスクールのメリット
プログラミングスクールのメリットは、こんな自分でも挫折することなくプログラミングを習得できたことですかね。(当たり前ですが)
プログラム初心者ってプログラムを動かす前段階の、自分のパソコンをプログラムが動かせる環境にすることが出来なかったりするんですよね。
JavaでいうJDKをインストールして環境変数にパスを通して、それからEclipseをインストールして...
初心者だとプログラムを動かす(書く)前に嫌になっちゃいますね。
あと、KENスクールで良かったと思っているのはベンダー系の試験に簡単に合格できたって事ですね。
KENスクールでベンダー系の試験対策として問題集を何度も受けることが出来るのですが、試験の問題がその問題集と同じ問題が多く高得点で一発で合格できました。
ちなみに、私が合格したベンダー系の試験はJava言語のSJC-P(現OCJ-P)とOracleマスターBronze(ブロンズ)です。
もし、このベンダー系の試験に合格していなければ未経験からフリーランスエンジニアになれていなかったでしょうね。
未経験だと他にスキルを証明するのもがないですから。
しかも、ベンダー系の試験費用ってボッタクリって思うぐらい高いので、一発で合格できたのも大きいです。
だた、プログラミングスクールの費用は高額なので、資料を請求したり、無料体験を受けてから、よく検討したほうがいいです。絶対。
KENスクールの詳細はコチラからどうぞ。
- KENスクール
別に私はKENスクールを推しているいる訳でありません。
最近だと、オンラインで受講できたり、未経験からフリーランスになるためのサポートがあるスクールがあって羨ましいですよね。
もし、私のようにスクールでプログラミングを習得するのであれば、どのスクールも無料体験を実施しているので試してみて一番自分に合っているスクールを見つけた方がいいです、絶対。
未経験からフリーランスエンジニア
私がフリーランスエンジニアになった2010年は未経験からではフリーランスにはなれないと言われました。
私がプログラミングを習得したKENスクールでも未経験から就職のサポートはしてくれましたが、フリーランスの案件を紹介はしてくれませんでした。
そこで、自分でフリーランスエンジニアのエージェントに何社も登録しましたが、どこに行っても未経験からフリーランスは無理と言われました。
次に派遣会社でプログラム未経験でもできる案件がないか探してみることにしました。
正確には派遣社員として働くことになるので、フリーランスではないですが、数ヶ月の契約期間で経験を積むことで、次からフリーランスエンジニアになれるのではないかと考えたからです。
とりあえず、一社の派遣会社に登録してみて、仕事を紹介してくれるコーディネーターさんの反応を聞いてみたのですが、派遣でも未経験だと紹介できる仕事はなかなか無いと言われました。
ただ、時期によっては紹介できる案件が出てくるかもと言われたので、それならばと思いシステム開発の仕事を取り扱っている派遣会社に片っ端から登録しました。
どの派遣会社に行っても、未経験では紹介できる仕事がないと言われたり、よくて顧客と面談まで行って結局、断られるケースがほとんどでした...
私が登録した派遣会社で大手なところです。
- リクルートITスタッフィング
- パーソルテクノロジースタッフ
- はたらこねっと
これらの派遣会社以外にも登録しましたが、いま思えばやりすぎたかなと...。それぐらい、当時は未経験で仕事を紹介してもらうのは厳しい状況でしたからね。
最近では未経験・プログラミング学習のみでも挑戦できる仕事を紹介してくれるフリーランスエンジニア向けのエージェントがあるので、本当に羨ましいです。
ちなみに、このエージェントの名前は「ポテパンフリーランス」です。一度、無料カウンセリングを受けてみるといいと思います。
やっと仕事を紹介して貰った!
本当に色々な派遣会社に登録をしにいって面談もいっぱい受けて、やっと未経験な私を受け入れてくれるところがあったんです!
紹介してくれた派遣会社はリクルートITスタッフィングです。
その仕事はJava言語でテストプログラムを作成する案件でした。
Junit、Selenium(セレニュウム)、Webドライバーといった、WEBアプリケーションのテストを自動化するやつですね。
とはいっても、前任者から引き継ぎがあったので初心者の私でもこなすことができたし、ベテランエンジニアが書いたソースコードを見て勉強することも出来ましたね。
エンジニアは、みなし残業(固定残業代制度)と言って、要は残業代が貰えないクソみたいな会社が多いのですが、私は一般派遣だったのでキッチリ残業代を貰えました。
それで、給料はコールセンターで派遣していたときの2倍は超えて、
「こんなに貰っちゃっていいの。」
って正直、ちょっと怖くなったほどです...
プログラミングスクールにかかった費用の元はすぐに取り戻せました。
この案件に1年弱お世話になり、契約更新のタイミングで自分から更新を断りました。
この後から念願だったフリーランスエンジニアとしてスタートすることが出来たのです。
現在は...
現在はフリーランスエンジニアとして、とある企業のWEBアプリケーションの開発をしています。
基本的に自宅やカフェ、コワーキングスペースで仕事をしています。
ただ、Skypeを使って毎日、テレビ会議をしていますが...
スクラム開発という手法を使っていて、各スプリントの始まりには客先に行ってミーティングをしています。このミーティングは月に1~2日くらいです。
オフィスがオシャレで気持ち良くミーティングや仕事が出来るので、今の案件が気に入っています。
ノマドワークみたいな、こんな働き方をしたかったんですよね。
ちなにみ、今の案件は自分で営業をして獲得したのではなく、Midworksというフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。
このエージェントは在宅案件や週2~3日勤務などの案件が多いので私のように柔軟な仕事をしたい方には得にオススメです。
家族も養えているので、いまの働き方に満足しています。
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