この記事のライターやすこ(39歳・女性)
私は広島市にあるドコモのコールセンターで仕事をしています。
問い合わせなら良いのですが、理不尽な怒りをぶつけられることも多く・・・。そんな場所でのエピソードをひとつご紹介します。
ドコモコールセンターのクレーム対応はきつい?
ドコモのコールセンターの仕事内容
私が働いていたのは、ドコモ携帯電話のコールセンターです。
料金プランの変更からオプションの廃止、
「今月の請求書は料金が高すぎる!」
といった怒りや
「メールしたいんだけど、どのボタンを押したらいいのか・・・」
というおじいちゃんからの問い合わせなど。
とにかく携帯電話を使用している人が「困った!」と思ったときにかけてくる場所です。
ドコモコールセンターでつらいクレーム
「困った!」で一番多いシチュエーションと言えば・・・そうです、携帯電話の紛失です。
携帯電話を紛失した場合に電話してくる人は、とにかく携帯電話を見つけたい、データがどうなっているか不安、という人で、殺気立っている人が多いのです。
今回はそれで怒っていた男性の話をします。
まず開口一番に「携帯電話を無くしたからGPSで探してほしい」と言われる。
しかしGPS検索は、刑事ドラマなんかであるように簡単にはできないのです。
個人情報があるし、検索も正確にしようと思えば事前設定も必要です。
まずは本人確認。この段階で躓く人も多い。
自分の暗証番号が分からないのです。
暗証番号が不明な場合は、他の住所などの情報を聞き出したり、こちらから折り返し電話したり・・・とにかく手間が掛かります。
この男性も暗証番号を3回連続で間違えて、住所確認などしていたのですが「早くしろ」とイライラモード。
探す方法は機種にもよるので省きますが、携帯電話に電源が入っていないと探せないことが多い。
「GPSで探して」と言われたときにそれはお伝えしていたのですが、そのときは「いいから早く探せ」と言われるのみでした。
そしてなんやかんや奮闘した本人確認のあとにようやくGPSで検索をかけたのですが、案の定探せない。
「電源が入っていない可能性があります」と再度お伝えしたところ、怒りMAX!
「ここまで時間かけておいてふざけたこと言うな!早く探せ!!」と・・・。
クレームに対する対処方法
もうここまで来ると、怒りが収まるまで話を聞くしかありません。
「お前ふざけるなよっ!」という話に「お力になれず申し訳ありません」と謝罪しつつ、少し勢いが収まるのを待ちます。
そして「大事なデータが入ってらっしゃったんですね」「電話がないとお困りですよね」と気持ちにより添う相づちを入れていきます。
そうすると「そうなんだよ、本当に困ってて・・・」と少し心を開いてこられ「まぁ、お姉さんに怒っても仕方ないよね」と理解いただけました。
まとめ
クレーム対処にコツなんてありません。出来ないものは出来ない。
いろいろ手を尽くしても出来ることは限られていて、出来ないなら謝罪するしかない。
怒っている方もそれは本当は分かっているのです。
なので怒りにビックリせずに冷静に話を聞ける人、怖がらずに謝罪出来る人、根気強い人、そういう人には向いていると思います。
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